ほっとひととき　すとろべりぃたいむ

私が大学を卒業して、就職した先は、地元の企業でした。
大学は、県外の大学に進んだのですが、働く職場まで、県外にすることはないだろうと思ったからです。
それで、就職活動自体はかなりスムーズに進みました。
大学の同級生たちは、とても苦労しているようでしたが、就職氷河期と呼ばれる時代に、就職すること自体が、大変なことなんだろうなあと思いました。
そして、私の勤め始めた企業は、新入社員が、私を含めて２人でした。
とても大事に育ててもらいました。
１年もたつと、ある程度、仕事の要領が分かってきて、みんなよりは、遅くはなりますが、仕事をこなしていくことが、できるようになりました。
そうなってくると、会社の社員間の事情みたいなものも見えてくるようになり、仕事をしていても、面白くなってきました。
そして、気付きました。
会社には、イエスマンがかなり多いと言うことを。
とても多いと感じました。
上から言われたことを、真面目にコツコツとこなしていく。
当たり前のことだけれど、はたして、それが本当に正しいのか？と思うこともありました。
一方で、会社の方針に反抗的な人たちもいました。
上司に対して言われたことに、ただ反対するのではなく、でもとか、しかしとか、こうしたほうがいいのではないかという、腹案をもった反対派です。
私は、その人たちのことを、イエスマンに対抗して、バットマンと呼んでいました。