2015年10月14日
むかし話で
昨日、夕方6時のテレビを見聞きしながら晩ご飯を食べていました。
テレビのお話と食卓を囲む楽しい賑わいの温度差が激しい時と、そのお話がきっかけで、ふと昔のことを思い出して会話文化に華が咲くことも度々あります。今日は、少しむかし話をします。
「おばあちゃん、そういえば何十年か前に沈んだ船(舟?)の話をしてくれたよね。」と思い出したように話しかけました。
その船の名前は忘れてしまったんですが、おばあちゃんはしっかり覚えていました。
理由は、故人の家族が救助の手伝いに参加したから…ということだそうです。
どういった所以でその現場に声がかかり集まったのかは分からないという前置きの元、そのときの感想をおばあさんを通じて聞きました。(でも、いかんせん手伝いに行ったおじいちゃんはこの世にいないので確認はできませんが)
船の引き揚げのときに、学生さんがいらっしゃって引き揚げの際の制服を切ったら中から魚がでてきた…とだけ聞いたことがあると言っていました。私は、「どうして制服を切ったんですか?水分が含んで重たいから脱がすためでしょうか。」と聞きたかったんですが、「魚がでてきた…」ということばにそれ以上は聞かないほうがいいのかな…という思いになって口をつぐんでしまいました。
先日、テレビのニュースでその船の話が流れていました。
もう何十年も前のことです。でも、残されたご遺族や関係者の方のお気持ちを察すると、まさかそのような出来事に巻き込まれるとは…とぶつけようのない気持ちになっただろうなという気持ちになりました。
また、食卓を囲んで話している家族の一人から、そのことについての当時の話を聞くとは…と不思議なご縁もあるもんだなと思った次第です。
今日のブログのお話は、ひょっとしたら夢だったのかしら?と思うくらい、ずっとずっとむかしのお話です。