2017年01月23日

タクシーもいろいろ、一週間で最低と最高

父が腰を痛めて歩くのが不自由になってから、東京でタクシーを使う機会が増えました。
最近一週間に二回タクシーを利用することがあったのですが、一つは最低、一つは最高でした。

まず最初は両親と私で外食に行ったときのことでした。
足腰が不自由な父をレストランへ連れて行って食事をするのは大変ですが、それでもどうにか楽しい時を過ごし、タクシーで家に帰ることになりました。
レストランは繁華街の小道に少し入ったところで、タクシーはそこまでは入れません。私は母に、杖を突く父を支えて大きい通りまで一緒に歩いて出てくるように頼んで、自分は駅の方へタクシーを拾いに行きました。

駅前のタクシー乗り場に向かっていたら、一台のタクシーが私の方へ近づいてきました。乗る前に、途中で両親を拾って乗せてほしいと頼もうとしたのですが、運転手は「いいから、早く乗って。」と言ってドアを開けてせかしました。仕方なく乗ってから話し始めたのですが、何も聞かずに走り出して、両親が待っているところを通り過ぎてしまいました。私が慌てて車を停めるように頼むと、急ブレーキをかけて停まって、怒鳴りだしました。
口論になったのですが、両親を待たせているので時間がありません。私は他のタクシーに変えようと思いました。そのタクシーは、50mしか走っていないのに初乗り料金を請求するので、私はお金をたたきつけてきました。
これは最悪のタクシーでした。

次は父を病院に連れて行った時のことです。
予約したタクシーの運転手の人は、父が杖を突いているのを見ると、我が家の前の細い私道に用心深くタクシーを入れてくれました。わざわざ車から降りて道に留めてある自転車を脇に寄せて、できるだけ我が家に近いところまで入って、父がなるべく歩かずにすむようにしてくれました。
乗り込むときには、こちらがお断りしても荷物を持ったり父を支えたり、申し訳ないほどいろいろと手を貸してくれました。車内でその運転手の人は「自分の母親も足が不自由だったから、つい自然と手が出てしまうんです。」などと気さくに話してくれました。
病院に着くと、またできるだけ歩かずにすむ入口を選んで車を停めてくれました。そして車いすがあるところまで案内してくれて、本当に至れり尽くせりでした。
あの最悪タクシーからほんの一週間後に出会った最高のタクシーでした。
前のタクシーのときの嫌な思い出がこれでいっぺんに吹き飛びました。


同じカテゴリー(ライフスタイル)の記事画像
居酒屋で1人で飲むのが最近好きになりました。
女性が店主の居酒屋に行ってみたら
日本で一番おいしいレバー串!?
あわただしくも、楽しかった一日
予定通りじゃなくてもラクしたことには変わらない
同じカテゴリー(ライフスタイル)の記事
 居酒屋で1人で飲むのが最近好きになりました。 (2021-10-08 18:00)
 女性が店主の居酒屋に行ってみたら (2021-10-02 18:00)
 日本で一番おいしいレバー串!? (2021-09-25 18:00)
 あわただしくも、楽しかった一日 (2017-01-31 09:20)
 予定通りじゃなくてもラクしたことには変わらない (2016-10-11 18:50)
 一生モノの印鑑ならチタン印鑑! (2016-10-01 18:45)

Posted by strawberry-choco at 09:10│Comments(0)ライフスタイル
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。